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Tabフォーカス:微妙に使いにくい | − ユーザの期待通りに動作してくれない場合があります。 |
■ ■Tabフォーカスの弱点
■ 意図しないスクロールが実行される
通常 Tabによるフォーカスはページ先頭のオブジェクトから始まります。
例えばページロード後に下方へスクロールしたとします。
その後Tabキーを押すとページ内の先頭リンクがフォーカスされます。
一般にフォーカス対象のリンクが表示エリア外だと ブラウザはスクロールしてそのリンクを表示させます。 そのためスクロール位置が先頭に戻ってしまいます。
スクロールを矢印キーやSpaceキーなどキー操作で行う場合に発生しやすいです。
これを避けるにはTabフォーカスを開始したい位置でマウスによる クリック操作が必要です。 他方、KeyNaviによるフォーカスの開始位置は表示エリア内の オブジェクトを優先させています。 そうしてスクロール位置がずれないよう工夫しています。
以下、「Tab/Shift-Tab」と「Ctrl-矢印・I/K/J/L」を押して実験できます。
■ HTMLソースでの順番にフォーカス
このページでもリンクFocusは左のメニュー列から始まり
それが最後まで行ってから右列の「先頭」に移動します。
Tabを連続的に押して試してみて下さい。
■ 目的のオブジェクトに辿り着くのに遠回りする
Tab入力ではフォーカス位置を直接上下左右に移動できません。
移動先のオブジェクトが真横や直下にあったとしても HTMLソース内での順番では 途中に他のオブジェクトがあると それらを経由する必要があります。 その結果「Tab」の入力回数は増えます。 レイアウトによっては 何回Tabを押せば目的のオブジェクトに到達するのか事前に予想できません。 やってみないと分からずストレスになっています。
■ Flashへのフォーカスが外せない
解除するにはFlash以外の場所をクリックする必要があります。
なお、最近のFlashではこの問題の修正が行われたようです(バージョン7)。
■ 矢印キーによるスクロールができない
Flashにフォーカスすると
矢印キーやSpace、PageUp、PageDownが無視されるためスクロールできません
(バージョン7含む)。
キー入力はトラップされFlash内部のイベント処理に使われます。
Tabでフォーカスを移した場合、 或いはうっかりFlashのある部分をクリックした場合はこの現象が起こるので ユーザは注意する必要があります。
KeyNaviのフォーカス機能では
Flashにフォーカスさせないので上記の問題はありません。
逆にKeyNavi使用時にFlashにフォーカスさせたい場合は
Flashの近くのオブジェクトをフォーカス後Tabでフォーカスを移して下さい。
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