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らくなび:アンケート結果

− ユーザに意見を聞いてみました

  らくなび:ユーザビリティ実験の概要

50台後半から60台の方、数人に実際にシステムを使って頂き ご意見を伺いました。
システム構成
外付けホイールマウスを備えたノートパソコンで行いました。 KeyNaviによる操作だけでなく ユーザ自身の好みで一般的なマウスによる操作も可能な状態にしました。

KeyNaviのキー割当てはキーボードに機能名を書いたシール (テプラで作成)をキーボード上に貼り付けて表示しました。

実験に用いたサイト
ユーザには一般の大手新聞社のサイトを見てもらいました。 但しこれらのサイトはKeyNaviに対応していません。

そのためProxyソフトを用いてブラウザに読まれる直前のHTMLデータに KeyNaviとらくなびの指定を追加して対応しました。

これによりユーザが閲覧する全てのサイトでKeyNavi、 らくなびが利用可能になります。

  自動ナビ(スクロール)について

操作不要なのでラク
自分でキーやマウスを操作すること自体を避ける傾向。 できれば全く操作無しで済ませたいそうです。
メールを読む時にもできるといい。

慣れてくると「ページ上下(U/J)」でページ内容をざっと把握し 目当ての内容をみつけると「自動ナビ(G/T)」で本文を読むようになりました。

ホイールマウスや上下矢印キーによるスクロールは あまり好まれませんでした。

一般に自動スクロールはマウスの中ボタンのドラッグによっても可能で ドラッグ量に応じてスピードが変わります。

しかし細かい操作が苦手な人の場合 動かしすぎてスピードを上手くコントロールできない傾向がありました。 また暫く経つと操作方法を忘れ うまく再現できないケースもありました。

そういった方々では「自動ナビ」 のキーボードを一度押すだけで使える点が好評でした。

  拡大機能について

面倒な操作無しで拡大したいときにスグ実行できる
操作方法がキーを押すだけなので単純明快。
パソコンを使う時は老眼鏡必須だと思っていたがこれなら無しでも大丈夫

ブラウザやOSの標準機能による拡大も試してユーザの意見を聞いてみました。

ブラウザによる文字サイズ拡大では小さすぎる
[ブラウザメニュー]→[表示]→[文字のサイズ]→[最大]としましたが 依然小さいそうです。
メニューリンク(画像で作られたもの)が拡大されない
一般にブラウザによる文字サイズ拡大では 画像やpxで文字サイズを指定したテキストのサイズは変わりません。
拡大鏡ではページの一部しか拡大されないので不便, マウスを移動するのが面倒
[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[ユーザ補助]→[拡大鏡] ではマウスポインタ位置を拡大します。

  リンク選択(フォーカス移動+リターン)について

マウスによるクリックの方が慣れている、使いやすい

この機能については期待した効果が得られませんでした。

商用ページではページ内のリンク数が多い(概ね100以上)です。 目的のリンクに到達するのに打鍵回数が増える為 マウス操作が安定している方では マウスによる操作の方を好む傾向がありました。

フォーカスの上下左右移動のみ利用する場合はこの問題が生じます。 今回、表示エリア内上中下位置に直接フォーカスする機能については 実験対象にしませんでした。 次回の実験では この機能もテストしたいと考えています。

しかし微小な操作が苦手な人の場合、マウスによる「クリック」操作が 「ドラッグ」になってしまう現象が頻発し 一回のクリックに付き2,3回操作している方もいました。 そういったケースではフォーカス移動機能が好まれました。

問題点としてフォーカス対象が どのリンクなのか見失うことが挙げられた。 テキストの場合はフォーカス時にリンク色を「赤」に変更するなど工夫。 しかし画像の場合は特に工夫しなかった為 薄い枠が付くだけで現在のフォーカス対象を見失う現象が多発。 次回実験時には画像フォーカスが分かりやすいよう 枠や背景色を工夫して対応する予定です。

  その他の意見や気づいたこと

IEのメニューバー上の文字は小さくて読めない。 アイコン画像は意味が分からない。
キーボード上の機能名を書いたシールだと分かりやすい。 手元のキーを見るだけで操作できる。
機能名が書かれたキーを押すだけでPushボタン式電話と同じ。 マウス利用時と異なり アイコンの意味を覚える必要が無い為、使い方の学習が不要。
但しキーボード上のシールに機能名を書くと 下の本当のキー名が分からないので元のキーも見えるようにするべき。
キーボードカバーがある場合はカバー上に貼ってはどうか。 シールの場合は背景が透明のものを使うか シールを貼る位置を工夫。
メールでも使いたい。
OutLookのような専用ソフトではなくWebメールを使ってもらうようにする。
サイトによって特定の部分の文字サイズが極端に小さかったり 読みにくい。
Proxyソフトによるフィルタ処理でサイトの利用法をカスタマイズ。 ユーザが見やすいように適用するスタイルシートの内容をサイト毎に最適化。
リンク先が別ウィンドウに表示される場合に混乱していた。 リンク元のページに戻れない。ウィンドウを閉じる手間が発生。
同様にProxyソフトでアンカータグ内のtarget指定を除去するなど リンク先は同一ウィンドウに表示されるようにする。

  まとめと今後の予定など

キー配置の見せ方をどうするか
今回はテプラでキー割当を書いたシールを作り キーボードに貼りましたが これは手間がかかる作業です。

そこでキー割当を図示したページを KeyNavi.Netで用意することを検討しています。 ユーザにはそのページを印刷して貰い PCの横に貼ってもらうなどします。

キー配置を工夫する?!
KeyNaviのキー割当は両手をホームポジションに置いていることを想定し よく使うものについては左手・右手で左右対称にしています。

しかし高齢ユーザの方は右手の人差し指のみでキーを押す人が多いようです。 左側のキーの割当をスクロールではなくフォーカス専用にするなど 配置を工夫する余地があるかも知れません。

サイトごとのカスタマイズが強力
高齢ユーザが見るサイトはニュースや放送局のサイトなどが中心で それほど多くはありません。 各々のサイトごとに高齢ユーザにとって扱いやすいような フィルタを作るのも現実的です。これにより かなりのユーザビリティ向上が実現されそうに感じました。

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